2009年05月24日

7つの習慣 そのE

目的意識や集中力、モチベーションを上げるために色んな方法があるし、人によってそのやり方は様々だと思う。
自分のメンタリティのムラにも25年も生きてきてそろそろ慣れてきた気もするが、それを放置するのもよくない。
何が影響しているのか見極めたいし、ムラを少なくする何かを身につけなければ。

第六の習慣「相乗効果を発揮する」。

二人の人が同じ意見を持っているとすれば、そのうち一人は余分である。
この章の始めに書かれている一文であるが、なんと的を射た言葉だろうか。

相乗効果は人生においてもっとも崇高な活動である。
相乗効果こそ原則中心のリーダーシップの本質であり、ここまでの習慣の全ては、相乗効果の奇跡を作り出す準備にすぎない。

では、「相乗効果」とはなんなのか。
簡単に言えば、全体の合計が、各部分の総和よりも大きくなることだ。
ただ足していく関係ではなく、互いが触媒的に働き合い、より高い効果をあげる。

相乗効果を発揮するために、コミュニケーションを展開する。
新しい可能性や代替案、自分の意見や心をありのままにオープンに表現する。
それは、コミュニケーションによって生み出される結果が以前よりもはるかに良いものになると信じている、という前提によって成り立つ。

こういった相乗効果を発揮するという目的があるからこそ、人と人は理解を深め、学び合い、新しいことに気付く。
さらなる理解、学習、成長のサイクルを回す。これが信念になるからこそ、相乗効果はより大きくなっていく。

しかし、多くの人はこの相乗効果の奇跡を知らず、体験したことがない。
なぜなら、防衛的なコミュニケーションしかできなかったり、人は信頼できないという教育・脚本付けを受けているからである。
人とのコミュニケーションは、自分を理解させることであり、従えるためであり、競争で打ち負かすために必要なスキルであると考えている。

集まって議論を交わす場では、相手を論破することが目的になることはよくある。
なぜ相乗効果的なコミュニケーションが取れないのだろうか。
それは、これまでの習慣全てに基づくものであり、私的成功を収めた自立状態で原則中心の内的な安定性がないからである。

相乗効果の源は、相違点を尊ぶことである。
しかし、人は自分と違う点について不安を覚え、批判をしようとする。
これは、全ての人は世界をあるがままに見ているのではなく、自分のあるがままに見ているのだということだ。自分だけが世界をあるがままに見えていると思い込んでいるから、相違点を「相手の間違い」としか捕らえられない。
互いに違う意見を持っているが、両方が「正しい」、ということは現実にはよくあることだが、それを認め合えないことが多い。

これを回避するために、自分のものの見方の限界を認め、他の人の見方を自分の知識と現実に対する理解を増すものだと認識しなければならない。
そして、ほとんどの場合において、第三案が存在するという可能性を認めなければならない。

人は成長を望みながら、変化を恐れている。
そして現状維持することになる。
相互依存状態においては、自分がいくら成長を望み、変化しようとしても、他者からの抵抗にあう場合がある。
自分が強く変わろうと努力すればするほど、他者からの抵抗力は増していく。お互いにエネルギーだけを消費する関係である。

そういった場合に、第四〜六の習慣を使い、相乗効果を発揮すれば、この抵抗力・抑止力を、逆に変化しようとする駆動力にエネルギーを転換できる。
一人の駆動力よりも大きな駆動力を相乗効果によって得られるというわけだ。

日本の「カイゼン」はこの相乗効果の結果だと思う。
個人だけで上げられる生産性の限界は低い。組織で働くようになって、店長という人の上に立つ立場になってよく理解できた。チームを組織するだけでもダメで、それをどんなふうに作用させていくのか。ルールや哲学も重要なことなんだ。

最近ずっと読んできた本はこの相乗効果についてのものが多かったと気付く。
ワールドカフェのダイアログもそうだし、ルールを破れもそうだし、心の知能指数もそうだ。
マネジメントとは、人を通じて生産性を上げる。って学んだ。
生産性を上げるということは、相乗効果を発揮するということで、この習慣はマネジメントそのものなんだと理解できた。もちろん仕事だけで使えるものではないわけだが。

いよいよ次で最後の習慣。足掛け半年にわたるアウトプットもそろそろです。
posted by koji at 15:49| 東京 ☔| Comment(0) | TrackBack(0) | リーディング | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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